2週間で取得できたLPIC-1の振り返りと対策法

2012/12にLPIC-1を取得したので、その時の目的と感想、それから試験対策について記録しておきます。

経緯と目的

  • 趣味でLinuxを使っているけど、普段の仕事ではLinuxを使っていない・・・(Cygwinとかは使うけど)
  • webアプリの開発時とか、あと運用のためのシェルスクリプトを組んだりはするけど・・・
  • 一方で、それ以外って・・・
  • 実際のところ、自分のLinuxに対する理解ってどうなの?という疑問

⇒ LPICの学習で自分に足りない知識の穴埋めができるはず

ということで受験する事にしました。

受験勉強開始時点での状態

  • SolarisとかUbuntuとかFedoraとか触ってたので基本的な操作?はできてる感じ
    • sudo vim で設定ファイルいじってプロセス再起動とか
    • 自己署名した証明書とApachessl接続を有効にしたり
    • Google Public DNSDNSキャッシュサーバ立てたり

そんな感じ。

成果

2012/12に受験。当日は体調がだいぶ悪かったですが、何とか両方とも1度で合格、取得できました。
なお点数は800点満点、合格基準点が500点です。

受験区分 点数 割合
LPI Level 1 Exam 101 690 86%
LPI Level 1 Exam 102 590 74%

試験対策


結論としては、Ping-tでコマ問をやって、あとはあずき本を参照しつつ自分でてきとうに考えて演習すれば受かると思いました。

対策に使ったもの

このエントリを書く時点では第5版が最新。

Linux教科書 LPICレベル1 第5版

Linux教科書 LPICレベル1 第5版


以下、試験対策の経過。

  • 作戦1: テキストを適当に眺めていればなんとかなるのでは
    • あずき本と呼ばれる定番のテキストをつらつらと眺めればなんとかなるのではと楽観視
      • てきとうに読みすすめて、分らないところはノートにまとめる作戦
      • 普段あまり使わない箇所の記憶が定着せず、なかなか模擬問題の点数が上がらず
    • 時間がかかる割に効率が悪いという残念な感じに。失敗
  • 作戦2: なんとかならなかったのでPing-tを利用する
    • 試験対策は最長で1ヶ月と決めていたので、効率を上げるために有料の学習サイトPing-tの利用を検討・開始。身近な利用者の評判がよかったので使ってみた。良かったところは、
      • (クレカで払えば)すぐに使い始めることができた。
      • Ping-tモバイルで、移動時間や食事中などの空き時間に、効率よく学習を進めることができた。
      • 学習の進捗が分りやすいので、"いつ受験するべきか"を考えるのが楽だった。
      • 金・銀・銅メダルによる正解・不正解のフィードバックにより、苦手な部分を重点的に取り組むことができた。
    • コマ問すべてを金にした状態で受験

対策を始めてから合格までだいたい2週間でした。


受験から取得までの流れ

意外に面倒なので備忘録として記録。LPIC-2も取ろうと思っているので。
今の時点ではこの手続きでも、後から変更されているかもしれないのであしからず。

  1. LPICのユーザIDを取得する
  2. 試験申し込みのために、ピアソンのユーザIDを取得する
  3. ピアソンのサイトで受験申込をして受験料を支払う。ピアソンの受験申込のサイトが恐ろしく使いにくいので手こずるけどめげない。
  4. 受験当日は、時間前に会場に到着して、確認や証明写真などをその場で撮ってそのまま受験する。
  5. 試験が終了するとすぐに結果がディスプレイに表示される。また、試験終了後にLPICスコアレポートが渡される。このとき試験区分101と102の両方を取得した時点で、合格証が発送される。